先生のバイク ~side先生~

「はっ??」

マジか。

怪我、してんのかな??

ねんざ??骨折???






「・・・ゆきね、意識不明の、重体ならしい。」


「はっ!???」

俺は、その女の胸ぐらをつかんだ。

「ちょっとっ!!

 ウチ悪くないじゃん!!」

「・・・悪い。」

女の胸ぐらを離す。

「いとこさん・・・??」

「沖野さんは??

 なんで、事故にあった??」

「・・・飲酒運転の車にひかれたらしいよ。

 人通りの少ないところで帰ってたから、おかしな運転をしてるの、気づかれなかったっぽい。」

「!!

 どこにいる!!」

「えっと・・・、確か、~~病院。」

「!!」

「あっ!!結局、あなた、ゆきねの何なの??」

「彼氏っ!!んじゃ!!」

「えぇ!!!?」

俺はバイクに乗る。

バイクで走る。

そにへんの車よりはやいと思う。
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