先生のバイク ~side先生~

辺りは真っ暗だった。


もう10月だ。少し寒い。


バイクを乗り進む。



もう少しで家だ。



「あっ!」


もう少しで家っていう所で、とても愛くるしい後ろ姿があった。




1人で歩いているのを見ると、なんだかほおっておけなかった。



ゆきねのようになってほしくないから。









俺は、勇気を振り絞って話しかける。









「あれっ!??中村じゃん!!」
< 66 / 92 >

この作品をシェア

pagetop