社内恋愛
お風呂に入り、寝ている彼の隣に横に寝ると、彼が抱き着いてきた。

『あれ?寝てなかったの?』

『みやこ。何も言わないで聞いてくれ。』

彼は、話し始めた。

『福岡の異動は、絶対に断ることが出来ない事。当たり前だけど、俺ら総合職は何も言えないから。』

『…』

私は、彼の顔見つめた。

『本音を言うよ。みやこと一緒にいた。だから、着いて来てほしい。』


私は…何も言えなかった。

『一度福岡行き考えておいて。おやすみ。』

そういって、彼は、反対を向いて寝てしまった。
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