社内恋愛
『みやこは、産みたくないの?』

彼は、不安な顔をした。


『私は、なんか実感なくて。だって、私は、赤ちゃんいる事知らないで、バリバリ仕事して、寝不足と栄養失調で倒れたんだよ。最低だよ』


『それはみやこのせいじゃないよ。』


彼は、私を抱きしめてくれた。そして、彼は、二度目のプロポーズをしてくれた。


『みやこ。お腹の子供と一緒に暖かい家庭を作ろう。だから、福岡に来て下さい。』


『はい』


私は、今まで言えなかった『はい』が言えた。
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