社内恋愛
『木村さんって、軽いと言われませんか?』

『別にないけど。』

彼は水を飲み干した。

『じゃあ東京の人は、こっちの人に比べて軽いのかも。』

私は、背中をバシッと叩いた。

『痛ーい。何するだよ。』

『大丈夫ですね。意識戻っているし、酔いも覚めたんじゃないですか!!』

私は言った。

あまり男性慣れしてない私は、そんな彼の言葉にどう反応したら良いか分からなかった。
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