君に声が届くなら




教室へ戻るともう誰もいなかった。




「 …あ。あった。」




そして時間を確認しようとした途端
チャイムが鳴り始めた。




「 やっばっ… 」




走ろうとしたけど、止めた。
間に合わない。




萌恵は心配するだろうけど、
サボろうかな…




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