君に声が届くなら




あっという間に放課後。



「 宮澤。
俺、分かんないからさ案内してよ。 」



なんとなく自分から来そうにないから
わたしから行こうとしてた。



だけど、荻原くんから来た。



………意外。



もちろん自分から来たこともだけど
わたしの名前を知っていたことに。



なんでだろう。
少しだけだけど嬉しかった。




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