君に声が届くなら




『 違う 』



返ってきたのはたった二文字で素っ気なかった。



……そっか、違うんだ。



この時感じた少しの安心と喜びの理由に気がつくのに時間はかからなかった。





「 っうわ!!真っ暗… 」



最近は日が暮れるのが早いせいか委員会が終わり、外に出るともう真っ暗。



荻原くんは職員室に用があるらしく委員会が終わるとすぐに出て行った


他の委員会はとっくに終わってるみたいだし、どうやら1人で帰らなきゃいけないみたい…




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