【続】 deepdeepdeep 夜の帝王との秘密な関係~わたしは生徒で、彼は先生で~
ドアが開き、現れたお父さんの姿に聖也が口を押さえる。
その場に立ち上がり、言葉も出ないようだ。
俺が会いに来てた時より酷いな。
変わりゆくお父さんを見てきた俺でもビックリしてしまう。
髪も白髪。
頬もだいぶんコケテガリガリ。
「お・・・お父さん・・・。」
聖也の声が震える。
「聖也か・・・。 聖也ぁ・・・。」
お父さんが両手を前に出し聖也を探す。。
「お父さん??? もしかして・・・目が・・・」
「どこなんだ。 聖也・・・。聖也。」
声のする方に一生懸命手を伸ばすお父さん。
俺も驚いたんだ。
聖也が駆け寄ってお父さんの手を取った時には。
でも、きっとこれでよかったんだ。