【続】 deepdeepdeep 夜の帝王との秘密な関係~わたしは生徒で、彼は先生で~

そんな先生も夕食の時間だけは必ず一緒にいてくれる。


家族と食事する生活がほとんど無かったわたしのためなんだろうなぁって思う。

口に出して言ってはくれないけど、たぶんそうなんだと思う。


 「先生??」


 「どうした?」


 「今日ね、合コンに誘われたんだ。」


 「ふ~ん。そっか。」


 「行っちゃったりしたら、怒る?」


 「別に、行きたかったら行ったらいいだろう。」


 「本当に?? 」

 
 「あぁ好きにしろ!!」


英文で書かれた新聞を顔色ひとつ変えずに涼しい顔で読んでいる。
全然分からない英文にたまにイラっとしてしまう。


 「じゃぁ行くって返事するからね。」


 「あぁ。」

新聞で隠れている先生の表情が分からない。







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