【続】 deepdeepdeep 夜の帝王との秘密な関係~わたしは生徒で、彼は先生で~
「聖也ちゃん、着いたよ。 」
「うぅーん。 」
わたしは眠っていたみたい。
「家についたの???」
わたしは、目をこする。
「違うよ。」
「どこ??? 」
「ラブホに決まってるだろう。」
エ???
今何て???
いっきに現実に引き戻されていく。
わたしの目に飛び込んできたのは、先生じゃなくて。
わたしは、慌てて逃げ出そうとしたんだ。
でも、フラフラの足は言う事聞かなくて。
「今さらそれはないんじゃない。」
瀬川君がニヤッと笑う。
「イヤ―――――――!! 」「来ないで――――――!! 」
そんな言葉が部屋に響く。
「うっせいんだよ。」
瀬川君の平手が頬をおもいっきり叩く。
いっきに蘇えるトラウマ。
全身が震えて、言葉が出ない。
諦めたと思ったのか、瀬川君がわたしの胸に顔を埋める。
そして―――――――
次の瞬間――――――――