【続】 deepdeepdeep 夜の帝王との秘密な関係~わたしは生徒で、彼は先生で~
「いらない。」
ぽつりとつぶやいた。
「どうした? 」
わたしの顔を覗き込む先生。
両手で先生を突き飛ばした。
先生がかすかによろめく。
「そんな、優しさいらない!! 先生はわたしが汚れてしまったから抱きたくないんでしょう!! 」
単なる八つ当たり。
先生は悪くない。
わかっているのに。
わかっているのに・・・
情けないけど、余計な言葉が口から溢れ出す。