【続】 deepdeepdeep 夜の帝王との秘密な関係~わたしは生徒で、彼は先生で~
「先生、ごめんね。」
もう何も言えない。
〝ごめんね。〟
の言葉以外思い付かない。
「聖也、俺は自分でどうしようも出来ないくらい怒りがこみ上げてくるんだ。」
「ごめんなさい。」
涙って枯れる事知らないのかなぁ。
また、涙があふれ出す。
「今聖也を抱いたら、この怒りをそのまま聖也にぶつけそうで怖いんだ。」
先生の声が震えていた。
先生・・・泣いてるの??
「先生・・・ぶつけてよ。 傷つけてよ。わたしを先生でいっぱいにして・・・。 」
わたしを抱きしめる先生の腕に力が入る。
先生の感情がいっきに流れ込む。
怒り。
悲しみ。
全てのドロドロした感情を受け止めたかった。