【続】 deepdeepdeep 夜の帝王との秘密な関係~わたしは生徒で、彼は先生で~
本当なら、今頃家事見習いで先生のお世話の毎日だったと思う。
「進路、どうするんだ?」
って心配してくれていた先生に何て答えていいかわからない日々だった。
そんなわたしに、両手いっぱいの専門学校の資料を持って帰って来てくれた。
テーブルに広げられる資料。
先生の笑顔。
「興味あるもの、やってみたいもの探してみろ・・・。」
「でも、学費が・・・。」
「いいかげん、怒るぞ!! 」
「すいません。」
先生の言葉が怒られながらも嬉しかったんだ。