【続】 deepdeepdeep 夜の帝王との秘密な関係~わたしは生徒で、彼は先生で~

 いつ話そう。

どんなに傷つくだろう。



 「先生、見て見て。 出来たの!! 」



君は嬉しそうにお父さんへのプレゼントのシャツを俺に見せる。


 「喜んでくれるかなぁ。」


君の笑顔が眩しくて、心が締め付けられたんだ。


 「きっと、喜んでくれるよ。」


 「そうかな。 そうだといいな。」

シャツをラッピングしながら君がつぶやく。


 「聖也、俺のは??? 」

 
 「えっ。 先生いるの??? 」


 「いるに決まってるだろ!! 」

俺は聖也を抱きしめた。


 「今度の週末、生地見に行こう。 わたし先生にめっちゃ似合うシャツ作ってあげる。」

 「あぁ。 頼んだよ。 」



俺はずるい。

どうしても言えないんだ。






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