君と紡ぐ唄【企】
見えた光
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世界には…
何億人といるはずなのに。
どうして彼女なんだろう…?
忘れられない、あの親友の顔。
嘲笑するような瞳。
口にはしない非難の言葉。
それらは俺の心を激しく抉る。
それでも…譲れないんだ。
太陽と月の下で、
アレキサンドライトのように
キラキラ姿を変える彼女。
影に隠れた俺に色をくれた。
色に包まれて変わった世界。
ヨーヨーが弾けたみたいに、
目の前に光が見えたんだ。