君と紡ぐ唄【企】

ちいさな声

−‐・‐−‐・‐−‐☆‐−


まったくよ。


いつもは宝玉だ、宝だ、
…と、うるさいくせに。
まもり神の獅子までつけて
大切にするくせに。


星のひかりを無くしたら、
ポイッとすてやがる。


ヒトなんて、ひどいな。
天使だってひろいにこない。
そういや天使もむかしはヒトか。
だからなのか?


だいたい光を無くしたのは…
闇に食べられたアイツらのせい。

俺様にわるいトコなんてない。
それなのに…
俺様をすてるんだからな。
ちがうよな…。

まぁ…
俺様は大人だから、
気にしないけど。


そろそろひまだな…。
はやくだれかこないかな…?


< 135 / 154 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop