君と紡ぐ唄【企】

ふたりのやくそく

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洋館でなくした
きみの大切な記憶のカケラ。

きみがなくしたことも。
みんながなくしたことも。
全部わかってた。


突然消えた
約束をした幼馴染。

きみの涙を見たくはなくて。
大切なきみを。
二人のきみを。
護るつもりで黙ってた。

…はずなのに。
それも夢かもしれない。
そう思ってた。


きみの瞳に映るのは…俺?
消えたはずの幼馴染?

ずっときみを想ってた…


きみが笑うなら。
神にだって立ち向かう。
きみを護る。
それがふたりの約束だから。

鏡の前。
いないはずの幼馴染に誓って。
きみと手を繋ぐ。

大切なきみを護る為に…


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