君と紡ぐ唄【企】
迷子
γγγγγγγγγγγγγγ
だるま落としみたい。
落とされた私。
まるで…お椀の底のみそっかす。
だけど私は負けたくない。
いつもオトナは何も言わない。
それでいい。
大西洋や太平洋みたいな、
広い心を創るから。
助けなんて求めない。
オトナに声は届かないから。
だから。
誰かを助ける為に。
たくさん学んだ。
学んだはずなのに…?
オトナの世界はいつもファジイ。
答えなんて創らない。
自分の為にしか動かない。
カリフラワーの蕾みたいに、
集団で固まって右に倣え。
そんなオトナばかりの世の中。
誰が悪いの…?
気付いたら、私…
花キャベツに混ざって、
間違って生えた、
キャベツみたいね…?