そんなはず・・・・ないよ。
「♪~~♪~♪。あ、電話だ、ゴメンちょっと待ってて。」
はぁ・・・・足の力が抜ける・・・
涙も止まらない。
私は、公園の床にペタンと座って無表情で涙を流し続けている、ほかから見れば変人だ。
「あぁ、うん。でも・・・って、來?!」
『おい、あいつがどうかした?』
友達が叫んだのに続いて、古森の声が聞こえる。
「來、立てる?!」
「うん。ごめん」
「もしもし、古森?ちょっと來が様子おかしいから、電話切るね?」
『あぁ~、ちょっとアイツに変わってくんない?』
「了解。はい、來。」