そんなはず・・・・ないよ。
もぉ、ムッカ!
柚秋といい、古森といい。
それにしても、どうしよ・・・・
あ!知らない振りしちゃえ!
~~~~~次の日~~~~~~
「來、おはよ~!」「おはよ~」「・・・はよ」「來、宿題いみふじゃね?」
みんなが挨拶してくれる中、古森が来た。
いつものアタシなら、ドタドタ走っていって「おはよ~!今日も間抜け面!」
とか、なんとか言いながら蹴りを入れているだろう。
今日も、そういう態度をとれば知らない振りなんて簡単だっただろう。
「古森、おはー。」
「あぁ・・・」
「古森、サッカーのさぁ・・・」
みんなが挨拶をしている中、ただ一人アタシだけが古森と顔を合わせられないでいた。