彼女の日記〜きみを忘れない〜
第1章

残業

20時過ぎ


「大沢、明日までに仕上げろ!」


という、課長の命令で


俺は今、誰もいない、シーンとした仕事場で、パソコンと向かい合っている。


あれから、3時間。

じーっと画面を見ていると、目がチカチカして痛む。


「これが、ドライアイってやつか?やっぱり、病院行った方がいいな。」


机の引き出しを開け、市販の目薬をさしながら、痛みがおさまるのを待った。


「あぁ〜、肩も首も、全部いてぇ〜。」

背中を、うーんと伸ばし、さっきコンビニで買ったお茶を飲んだ。

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