彼女の日記〜きみを忘れない〜


階段から落ちて、腕を骨折した寺井。どんなふうに転んだのだろう。




「あの奥さんにしたら、良かったんでしょうね。」


「寺井が?」


「だって、嫌なら結婚しないでしょ?それに、寺井さん真面目だし。一生、大事にしてくれそう。」


「一生?うーん。世の中、わかんねぇなぁ。」



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