彼女の日記〜きみを忘れない〜


右手に持っていたペットボトルを上下に振りながら、

「そうですよ!もう、大沢さんが変な事言うから、忘れちゃったじゃないですかぁ!」


「だから、18歳の時に付き合っていた彼氏の話。自分から言っておいて忘れるなよ。」


「そうでした!で、その彼が、いつも待ち合わせ時間に遅れてくるんです。1時間とか平気で・・・あー!お茶が泡まるけー!!」


「さっき、振ってたろ。覚えてないの?」


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