彼女の日記〜きみを忘れない〜
「でも、こうして会うのは2ヵ月ぶりだろ?」
「あの時の合コンか。」
エレベーターに乗り、ゆいの部屋の階のボタンを押した。
「そうそう。急だったから、頑張って暇な奴ら集めてさ〜。女と一緒に過ごしたんだから、寂しくなかったろ?」
「まぁ、な。暇な奴らって、お前も十分暇人だろ。」
「それは言うな・・・なぁ。あの時、知り合った、真理ちゃんって覚えてるか?あの日の帰り、俺ら、やっちまった。」
「はぁ!?お前、彼女いるんだろ!」
「いるけどさぁ、可愛かったし、1回だけのつもりだったんだ。だけど、無理なんだよ〜。1回やっただけで、真理ちゃんにハマった・・・」
2人が出たと同時に、エレベーターに中年の男女が乗っていった。