彼女の日記〜きみを忘れない〜

母親の記憶 ―2人の時間―



おいなりさんを食べてお腹もふくれた、中学の時の、ある運動会の日。


「午後からリレーなんだけど、ちゃんと走れるかなぁ。」


ゆいは、昔から心配性。私がいつも、心配かけていたからかな。

「大丈夫、大丈夫!お母さんがついてるから!」


ゆいの肩をポンポンと、強くたたいた。


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