彼女の日記〜きみを忘れない〜
就職活動は難しい。どこへ行っても断られるばかり。
家に帰ってきたゆいは、すぐソファーに寝転んだ。
「学生の時に、いろんな資格取っておけば良かったなぁ〜。」
ゆいはソファーに顔を伏せながら、台所にいる私に言った。
「だから、言ったじゃない。取らなくていいの?って。せっかく、先生が、どう?って言ってくれたのに。」
「だって、面倒臭かったんだもん。あー、就職活動、やめちゃおうかなぁ。働きたくなーい。」