彼女の日記〜きみを忘れない〜
「でも、良かったよ〜。入院したって聞いたから、ひどいかと思ってたけど。河原、ピンピンしてっから。どこが悪かったんだ?」
『えっとー、盲腸だったみたい。』
笑ってかえすゆいは、本当に相変わらずのゆいだった。
「じゃあ、そろそろ帰るよ。また、ゆっくり話そうな。」
「うん。外、雪降ってるから、2人とも気を付けてね。私みたいに入院しないでよ。」
「俺、和樹より運転上手いから。」
「そういう、あっくんの方が、危なそぉ〜。」
「大丈夫だって!じゃあ、今日は真っすぐ帰るわ。またな。」
「またね〜」