彼女の日記〜きみを忘れない〜
「初めて真理ちゃんを見た時さ、何て言っていいのか、その・・・感じたんだ。この子は、今までの女とは違うって。」
「へぇ〜。お前がなぁ。」
「なんだよ。俺だって、誰でもいいってわけじゃねーんだから。」
「そうか〜?さっきから気になってたんけど、左の頬、腫れてないか?」
「あ〜これか?あいつの親父に、殴るかわりにひっぱたかれた。バチーン!って」
左手で頬を撫でる。その場面が、何となく想像できる。