彼女の日記〜きみを忘れない〜
みんなのいる部屋に戻りかけた足が止まる。
「ううん。やっぱり、何かあるから和佳のところにきたの。」
和佳は窓を少しだけ閉め、テーブルの上の灰皿にタバコを押し付けた。
プシュッ!
テーブルの上に置いてあったビールを開けると、和佳はグビグビと、そのビールを飲んだ。
「あーうまい!のど渇いてたんだぁ。すごく冷えてるね。」
ヒヒヒと笑いながら、和佳はカバンの中を、ゴソゴソしている。取り出したのは、
「MYつまみ〜。」
そう言って、カバンの中から2袋のつまみを持ってきた。