彼女の日記〜きみを忘れない〜


家に着き、ソファーに腰かけ瞼を閉じた。


真っ暗な瞼の中には、部屋で眠っていたゆいの寝顔。昔とかわらない、ゆいの寝顔が浮かぶ。


何もかわらないはずの、ゆい。


なのに・・・


私は、ベッドで寝ていたゆいを見てゾッとしてしまった。あの子は本当に自分の子供?と思ってしまうほど、ゆいは痩せている。



いつのまにか、ゆいは痩せてしまった。私が気づかないうちに・・・



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