彼女の日記〜きみを忘れない〜


夜中


物音がして、私は目が覚めた。


微かに聞こえるその音。一体、何だろう。


寝室から出て、耳を澄ます。


下から聞こえてくる。何だろう・・・誰かいるの?階段を下りる足が震える。


ソファーの置いてある部屋の外の廊下まで来た時、人の気配を感じた。



やっぱり、誰かいる。



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