彼女の日記〜きみを忘れない〜
「石原さん。12時だけど、お昼食べに行く?」
「はい。行きます!」
石原は、慌ててカバンから財布を取出し、2人はエレベーターに乗った。
「いただきまーす。」
「石原さんって、少食のイメージあったけど、結構、食べるんだね。」
「そうですか?食べますよ〜。午後から、頑張らないといけないんで。」
「ふ〜ん。」
カツ丼定食を食べる石原は、本当に美味しそうに食べている。
「大沢さん、背高いですよね。何センチですか?」
「170センチぐらいかな?」
「170センチ!高ーい!へぇ〜。そうなんだぁ。」
「そんなに驚く事ないんじゃない?ここの会社って、背高い奴、多いと思うけど。」
「まぁ、そうですけど。大沢さんは、特別だから・・・」
「ん?何?」
何でもないです、と、石原はサラダを食べながら言った。