彼女の日記〜きみを忘れない〜


あぁ・・目が重たくなってきた・・・



「ゆい、ゆい!目を開けて!」



私の体を揺さ振るお母さん。



私を呼ぶカズくんと、あっくん。



私も、もう1度、名前を呼びたい。



だけど、声がでないんだ。



苦しいんだ。



息ができないからじゃない。


このまま終わっていくという事が、悲しいんだ・・・





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