彼女の日記〜きみを忘れない〜


私の左手を握る力が、さらに強くなる。



「ゆい!!目をつぶっちゃ駄目!!」




私だって、そうしたいよ。でも、ごめんね・・・もう、力入らないよ・・・




声は聞こえるのに、今、見えるのは真っ暗な世界。




真っ白な天井じゃない。




真っ暗な世界じゃない。



私は、電気がついていない部屋にいるんだ。




だったらいいのにな・・・



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