彼女の日記〜きみを忘れない〜


「今、カズくんと、あっくんが来てくれたよ。」


「そうなの!良かったねぇ。」

母親は、洗濯をする着替えと、新しい着替えを入れ替えながら話している。


「お母さんでしょ?私が入院した事言ったのって。」

「・・バレた?」


「バレバレ。何で知らせたりなんかしたの?ただの腹痛なのに。」


「だって、ゆいちゃん、こっちに帰ってきてから、誰とも会ってないかなぁと思って。」


「いいけどさ。余計な心配かけたくなかったけど。」

「本当は、嬉しかったんでしょ。素直になれ!」


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