彼女の日記〜きみを忘れない〜

「ん〜?どうしたの?」


「うん。雪が真っ白で、輝いてて、綺麗だから見てるの。」


母親は、壊れそうな丸い椅子に腰掛けた。


「本当、綺麗ねぇ。もう2月入っちゃったもんね〜。・・・ん?」


ゆいの視線の先には、母親、子供、父親の3人の姿があった。

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