彼女の日記〜きみを忘れない〜


「それでね、気がついたら私、走ってたんだ。その人の所まで夢中で走ってた。だけど、辿り着けなかった。っていう夢。」


「その男の人。どんな感じの人だった?」


「えー?わからない。はっきり顔、見れなかったから。」

「そっかぁ。もしかして、未来の旦那さんとか?」


「また、結婚の話!?くどいよ、もう。」


「ごめん、ごめん。だったらいいなぁと思って。」


「う〜ん。」


お母さん、無理して笑ってるのバレバレだよ。
お母さん、早く安心したいんだよね・・・。


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