彼女の日記〜きみを忘れない〜
1ヵ月後の8月23日。
朝から天気が良すぎて、熱射病になりそうなくらい暑い。
太陽が照りつける空の下、公園前に俺は車を停めて、ゆいを待った。
「ごめん。大学までお願いします。」
向こうから走ってきたゆいは、急いで助手席に乗った。
「カズくん、さっきの公園、覚えてる?」
「覚えてるって、何が?」
「ほら。私とあっくんとカズくんが初めて会った場所。」
「そうだっけ?」
「そうだよ。あっくんが声かけてきて。」
「あー!そういえば・・・。」