彼女の日記〜きみを忘れない〜

「だから、本当に痩せてたら、どうする?」


「どうするって。ちゃんと食えよって言うかな。」


「それが、病気で痩せていたとしても?」


藤谷が俺をジーっと見てくる。
何言ってんだ?


「なーんてな。そんなわけないか。」

「へへへ」と笑う藤谷は、「おっちゃん。うどん、おかわりある?」と、2杯目を頼んだ。


この時、気付けば良かった。
ゆいの病気の事に・・・。

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