小人と無口

さっき勢いよくタオル取ったときに飛んでっでしまったんみたいだ。

ぎゃぁあぁぁ・・・・
なんてことをーー！！

△×◎☆＠＄ーーー！！

だいきー服とってー
おとしちゃったー
てへ！

って言えるかーーー！！

どうしよう
どうしよう・・・

降りる？

高い
怖い
無理

・・・・・。


やっぱ言うの？
いわなきゃいけないの？
ぎょえぇぇえ


・・・・・。



「おい・・・
富士さっき台の下に
服落ちてたけど・・・
いいのか？・・・」

いいわけねぇだろ！！
ゴルァ！

「あっ大丈夫・・・？」

「なんだその
疑問系は・・・？」

「うぅ大丈夫じゃありません・・・
とってください。」

「ん・・・
わかった・・・

おい・・・
今ちゃんとタオル巻いてるか？・・」

「あっうん・・・」



『ガラガラガラー』



大喜はウチの服を拾って
ウチに渡した。

「もうおとすなよ」
といってウチのデコを指で突いた。

「俺先に風呂出るから・・・
服着たら呼べよ」

ウチは照れてうつむいて
頷いた。