LAST LOVE
今はリアルに自分の命の
重みさえ分かった。
普通の女子高生よりは…。
理解しているつもり、
━チャイム━
私のノートは白紙のまま、
また1時間が終わった。
「由希-」
「どうしたの-?」
「今日は病院…だっけ?」
「そうだよ-?」
少し言葉に詰まる陽菜。
見てるだけで分かるよ。
「大丈夫-!!
私こう見えても頑丈だから。
それより本岡くんとこ
行っておいでよ」
陽菜の背中を押した。