LAST LOVE
私はヘッドホンを付け、
全ての音をシャットアウトする。
こうしてる方が落ちつく。
そうして瞳を閉じる…。
疲れてる時、落ち込んだ時、
泣きたい時、分からない時、
こうしてたら全て忘れられる!!
今は”泣きたい時”かな…。
「藍川由希-」
遠くで名前を呼ばれている…。
あれは大翔の声に似てる。
「由希-」
目を開けると誰も居ない教室。
「どうしたの?」
「お前よく、1時間寝れるな」
「え…?1時間?」
私の中ではまだ10分も経ってない。
「お前んところ移動だろ?」
「あ、そうなんだ…」
「そうなんだって!
早く帰る準備しろよ、病院行くぞ」