おとぎ噺
おとぎ話の終わりにふさわしく…


伊織とあたしの唇は自然と重なり合い──



甘い甘い時を過ごすあたしにはじっくり考える余裕なんてないけど。


どうやらあたしの王子様はあなたで、あたしはそのお妃様になるみたい。


これから二人でしっかりと“今”を生きていこうね。


あぁ、めでたいめでたい。


【おしまい】
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