【短】雪 と 同 じ よ う に 〜 降り積もる想い 〜
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車が停まった場所はイタリアン料理のレストランだった。
綾斗は車のドアを開けてくれるとそのまま手を繋ぎ店へと連れて行かれた。
「いらっしゃいませ。」
と、ウエイタ−さんが言った。
いつも行くファミリーレストランとは全く違う雰囲気にドキドキしながらも店内を見回す。
テーブルは一つ一つ仕切りがあり、各テーブルに綺麗なランプがあって、すごく素敵だ。
私、このお店のファンになっちゃいそう…。
と思っていたら、
「予約していた、栗原と申しますが、」
と、綾斗がウエイタ−さんに話しかける。
「ああ!オーナーの知り合いの方ですね。少々お待ち下さい。」
ウエイタ−さんはそう言うと裏へと行った。
「このお店って、綾斗の知り合いの?」
「あぁ。中学の頃からの連れがな経営してるんだ。」
「へぇ。すごく素敵なお店だね…」
「それは、ありがとうございます。」
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