【短】雪 と 同 じ よ う に 〜 降り積もる想い 〜







それを聞いて、あぁオーナーさんは素敵な人だなぁ。って思った。


オーナーさんらしさ。


綾斗らしさ。


そして私らしさ。



シーグラスのように個性がある。


それは、すごく素敵なことなのかもしれない。



「シーグラスも人間も素敵なんですね。」



「あぁ、そうだよ。」



きっと、今ここの空間は温かく素敵な空間だと思った。



「じゃ、そろそろ邪魔者は消えますよ。あとはお二人でお楽しみ下さい。」



そう、笑って言うとオーナーさんは裏へ回って行った。





「オーナーさんって素敵な人だね」



「あぁ。」




そのあと、すぐに料理が運ばれてきた。


コース料理のようで、前菜からピザ、メイン、パスタ、デザートとたくさんの料理が出てきた。



そして、最後にウエイターさんが


「オーナーからです」


と、大きな紙袋をもってきた。



中身を見ると、



「…わぁ」



そこにはシーグラスのランプが入っていた。






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