【短】雪 と 同 じ よ う に 〜 降り積もる想い 〜
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そして、別れの時間が来てしまった。
目の前には彩花の家。
もう…会えないのか?
もう、会ってくれないのか?
分からない答えを一人考える。
車を停め、彩花を見た。
なぁ、なんで泣きそうな顔してんだ?
別れたくないなら、俺の傍に居てくれよ…。
すると、彩花は助手席のドアに手をかけた。
もう、、、会えない。
そう思うと勝手に彩花の腕を掴み引き寄せキスをした。
目を開け唇を離すと、彩花の目から涙が零れていた。
どうして、泣くんだよ…。
「なぁ、なんで泣くんだよっ」
「綾斗。私すっごく幸せだったよ。綾斗を好きになってよかった。綾斗のこと大好きだから、幸せになること祈ってるね。今までありがとう。」
…彩花?
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