【短】雪 と 同 じ よ う に 〜 降り積もる想い 〜
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急に込み上げてきた恥ずかしさにソワソワする私。
どうしよっ
に、逃げるか?
あああああああ。もう穴があったら入りたいよおっ
なんて、思ってたら、
「そんなに彼氏欲しいなら、俺がなってやろっか?」
と笑われながら水道を使ってる人に言われた。
「なっ、べつに…」
言葉が止まったのは、何故だろう。
それは、きっち悪戯に笑う貴方があまりにもかっこよかったから。
時が止まったかのように、私はその人の瞳に吸い込まれそうになった。
「なに、固まってんの?もしかして惚れた?」
「うん、惚れた。一目惚れしました。好きですっ!」
私は馬鹿なのだろうか。
一目惚れして、すぐに告白だなんて。
当の本人もびっくりして、
「は?えっと、冗談だよ…」
「冗談じゃありませんっ」
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