【短】雪 と 同 じ よ う に 〜 降り積もる想い 〜
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部屋に戻ると携帯が着信有りのランプを知らせている。
携帯を開くと不在着信7件の表示。
それは全て彼、綾斗からの連絡で…。
ねぇ。何で…?
私のこと、愛してないんじゃないの?
私が電話に出ないからって心配して電話七回もかけてくらたの?
ねぇ。少しは期待してもいいの?
ちゃんと私のこと考えくれてるって。
そう考えてもいいのかな…?
浮気相手より私のこと愛してくれてるって、
思ってもいいの?
こんな、ちっちゃな事でも、
自惚れてしまう自分は単純だなと思い知らされるけど、
嬉しくて仕方がなくて
急いで着信履歴からダイヤルボタンを押した。
お願い、出ますようにと願いながら…
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