【短】雪 と 同 じ よ う に 〜 降り積もる想い 〜
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「私の勘違い…?」
「そうみたいね。残念なことに」
全ては、私のはやとちりと勘違いだったのだ。
「ふぇっ…わ、別れなくて…ぐすっ…よかったのおっ?」
何故か分からないが私の涙腺が破壊してしまった。
泣いている間、華麗さんに慰めてもらった。
そして、
「早く綾斗のとこに戻ってあげて頂戴。もう、あんな綾斗見てらんないわ」
「は、はぃぃいーっ」
そのあと、きっちりとオムライス代を置いて店を出た華麗さん。
華麗さんが此処に、私に会いに来てくれなかったら、きっと…いや、ずっと勘違いしたまんまだった。
華麗さん、ありがとう。
厨房の方に戻った時、店長に華麗さんとの関係性を聞かれたのは言うまでもない。
(泣いてしまったから…)
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